「鼻づまり」で歌いにくい!鼻づまりによる歌への影響や原因、対処法など
歌の練習をしていると「鼻が詰まっていてなんだか発声がしづらいな」という経験があるかと思います。
僕も花粉の時期なんかは、慢性的な鼻詰まり状態になってしまい、思うように歌えないということがあります。
風邪や花粉症などによっておこる、鼻づまりの歌への影響は間違いなくあると思うので、原因や対処法について調べてみました。
鼻づまりによる歌への影響
僕の経験上、鼻づまりによる歌への影響は、中音域から高音域にかけて顕著に表れると思います。
鼻づまりがひどいときは、いわゆる鼻腔共鳴がうまくいかないのか、鼻から声が抜ける感覚が持てず、声に透明感がなくなります。
ミックスボイスを出せる前提で話をすると、ミドル・ヘッドと音が上がるにつれて、声を当てる位置も、下から上へあがっていきます。
ですが、鼻周辺で声が抜けないので、出しづらい音があったり、余計な力が入ってしまうので、結果的に喉に負担がかかってしまい声が枯れるということもあります。
僕は、どうしても歌わないといけないときは、鼻腔ではなく喉や口周辺での共鳴を増やして歌うようにしますが、鼻づまりがなく歌えているときとはやはり感覚が全く違いますね。
また、ミックスボイスが全く出せず、地声を張りあげて歌っていた時は、鼻づまりによる影響をそこまで感じたことはありませんでした。
その頃は、まったく発声について考えていなかったので、聴いている人は変な声だなと思っていても、自分では鼻づまりの影響を感じていなかったのかもしれません。
ただ、張りあげの場合、完全に喉を絞めあげて声を作っていたので、ミックスほど鼻づまりの影響が出なかったことも考えられます。
鼻づまりの原因
鼻づまりの歌による影響は間違いなくあります。僕は正直、鼻がつまっていて良いことなんてないと思っています。
なので、鼻づまりについては、風邪をひかないように気を付けるとか、鼻のメンテナンスをするなりして、気にかけていかないといけないことだと思います。
また、鼻づまりといっても、その原因は人それぞれあると思うので、鼻が詰まってしまう原因をつきとめ、それを取り除いてあげなければなりません。
主に考えられる鼻詰まりの原因は、以下のものが挙げられると思います。
風邪
ただの風邪です。ですが、ボーカルは体が楽器。風邪をひかないように、日頃から身体にも気を使わないといけないですね。
花粉症・鼻炎
外国人に揶揄される花粉症です。笑
花粉症もアレルギー性鼻炎なので、鼻炎の一種なんですね。
かくいう僕も花粉症なのですが、なんだか怖くて、注射や薬などの改善法には手を出せていません。とりあえず、マスクをしておとなしくしてます。ハイ。
蓄膿症
副鼻腔炎というやつで、長引く鼻づまりを引き起こします。鼻声になり、声を出すことにも影響が出るみたいです。
鼻づまりが長引く、鼻をかんでも奥に残っている感じがある、などの症状がある人は要注意だそう。
参考:蓄膿症の症状って?アレルギー性鼻炎と何が違う?副鼻腔炎との関係性は? | いしゃまち
鼻中隔湾曲症
なんか怖ろしい名前ですけど、その名の通り鼻の中の骨がゆがんでしまうものです。
鼻中隔湾曲症を患っていると、鼻づまりが起こりやすくなるので、歌声にも影響が出るものだと思います。
慢性的な鼻づまりがある人は、鼻中隔湾曲症の可能性があるので要注意です。日帰りで手術をすることで改善することができるようです。
鼻づまりへの対処
蓄膿症・鼻中隔湾曲症など、病院できちんと診てもらった方が良いものについては、病院に行くことをおすすめします。
せっかく、歌が上達したくて練習していても、歌の上達をさまたげる要因があってしまってはもったいないですからね。
また、なんだか鼻がむずむずするなという時や、日頃から鼻のメンテナンスをしたいという程度のことであれば、自分でいろいろとすることができますよ。
鼻をかむ
まず初歩的ですが、鼻をかむです。
風邪を引いたときなどには、何気なく鼻をかんでいると思いますが、意外と注意したいことがいくつかあります。
とりあえず、意識したいのは
- 片方ずつ交互にかむ
- 強くかみすぎない
ということです。
同時に両側を強くかんでしまうと、鼻水が耳に逆流して中耳炎の原因になってしまったりします。
また、力をいれすぎると耳に圧力がかかってしまうので、あまり良くないです。
鼻が詰まった状態でいると、口呼吸をしてしまうので喉にも良くないですし、鼻がつまっていて良いことなんてやっぱりないです。
ちなみにティッシュはやっぱり鼻セレブですね。舐める?食べる?と甘いらしいんですけど、僕は試したことないです。
鼻うがい
日頃から鼻のメンテナンスをして、いろいろなことの予防をしたいという人には、鼻うがいがおすすめです。
鼻に水をいれるなんてちょっと怖い気もしますが、慣れてしまうとこれが意外と気持ちがいいです。
ドロっとしたものが初めて出てきたときは、まさに快感でした。
ぬるま湯の食塩水でうがいするとか、鼻に水を残さないようにするとか、気を付けることはいくつかあるんですが、鼻うがい初心者の人は専用のキットを使うと間違いないと思います。
簡易用のものから、わりとしっかりしたものまであります。僕もそのうちしっかりしたものが欲しいですね。
まとめ
以上、鼻づまりと歌の関係でした。
せっかく歌が好きで練習していても、鼻づまりなんかのせいで上達が妨げられるなんてほんとうにもったいないですからね。
鼻うがいなんかは、花粉症・風邪の対策にもなりますし、良いボーカリストを目指す人にとっては、鼻のメンテナンスも必須のことなのかなと思います。
それでは、このあたりで。どうもありがとうございました。