映画「言の葉の庭」感想・ネタバレなし!「君の名は。」が良かったという人はぜひ見てほしい作品
新海誠監督の「君の名は。」空前の大ヒットですね。
普段アニメをほとんど見ない友人たちも、しきりに「すごく良かった」と話していて、その反響のすごさに驚いています。
その同監督作品のなかに、僕が大好きな「言の葉の庭」という作品があります。
「君の名は。」と「言の葉の庭」を両方を見た人ならわかると思いますが、物語中にわずかにリンクしているところがあったり、
「君の名は。」をきっかけに新海誠監督の他の作品も気になる、という人にはぜひ見てもらいたい素敵な作品なので、ネタバレをしないように語りたいと思います。
映画「言の葉の庭」ネタバレなしの感想
「言の葉の庭」は新海誠監督の「君の名は。」の前作に当たる作品です。
新海誠監督の作品の特徴でもある、美しい風景描写と、「3人目のキャラクター」とも言われる「雨」が印象的な恋の物語です。
映画の時間が45分程度と短めなのも、何度も見返したくなったり、描かれていない部分への想像が膨らむのですごくいいと思いました。
あらすじは、さわりの部分だけ引用させていただきます。
靴職人を目指す高校生のタカオ(秋月孝雄)は、雨の日の1限は授業をサボって、庭園で靴のデザインを考えていた。
ある日、タカオはそこで昼間からビールを飲んでいる女性、ユキノ(雪野百香里)に出会う。
どこかで会ったかとタカオが尋ねると、ユキノは否定し、万葉集の短歌 「雷神(なるかみ)の 少し響みて さし曇り 雨も降らぬか 君を留めむ」 を言い残して去っていった。
物語は梅雨から夏に向けてすすんでいきます。雨の日の午前だけの2人の 交流から展開していく恋のお話です。
公園のモデルは新宿御苑となっていて、新宿御苑に訪れたことのある人も、そうでない人も、「雨の日の新宿御苑」にきっと行ってみたくなるだろうと思います。
劇中のシーンの8割が「雨」のシーンで構成されているそうで、それほどこの作品における「雨」の存在、影響力は大きいと思います。
実際僕は雨の日に思うことが、
「言の葉の庭」視聴前の僕:「おい今日雨かよ、ふざけんなよ」
「言の葉の庭」視聴後の僕:「おっ、今日雨やん、なんか素敵やん!」
くらいの手のひら返しをしたので、すごく惹きこまれる素敵な世界観のお話だと思います。
映画を見たら、小説版「言の葉の庭」も
小説版では映画のなかでは描かれなかった登場人物たちの過去の話や、それぞれの人物たちの目線で心情やストーリーが語られていくので、より深く「言の葉の庭」の世界に浸れると思います。
僕は映画を見たあとに小説を読みましたが、映画をみて妄想した答え合わせができたり、映画では出番が少なかった人物たちにもスポットライトが当たっていて、読んでよかったなと思いました。
僕は映画→小説という順番でしたが、順番を逆にすると映画が少し物足りないかな、となってしまうだろうと思うので、映画を見て小説を読むのがいいと思います。
ちなみに、漫画版もあります。こちらは多少エンドが違うので気になる人はぜひ。
まとめ
声優さん好きのあいだでは、「言の葉の庭はみかこし(小松未可子さん)の無駄遣いじゃね?」みたいな話がありますね。
確かに、みかこしが声をあてている相沢さんの出番はかなり少ないのです。でも、それを言うとガルパンのあの子はどうなっちゃうのってなりますよね。笑
声優さん好きの人は、そこにもぜひ注目してみてほしいです。
新海誠監督の作品はまだまだ他にもあります。どれも魅力的な作品だと思うので、気になる人はぜひ見てみてください。
「君の名は。」がヒット中で、ものすごく気が早いですが、次回作にも期待しつつ、この辺で筆をおきたいと思います。
僕はもういちど「君の名は。」を見に行こうかなと目論んでおります。
それでは、どうもありがとうございました。