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ダニに刺されたら焦らず適切な対処を!!【マダニ】【対処法】【体験談】

どうも、マダニに刺され病院で大手術してもらった僕です。

というのは半分冗談ですが、先日マダニに刺されてしまいまして、皮膚科でマダニを取り除いてもらいました。

今回は備忘録もかねて、マダニに刺されたらどうするのか、対処法を書いていきたいと思います。

今マダニに刺されている方は、適切な対処をすれば全然焦らなくても大丈夫です。

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<目次>

 

マダニに刺されたら……焦らず適切な対処を

マダニというのは、部屋の中の布団などにいる目に見えないダニとは違います。

マダニは道端の草むらなどに潜んでいて、近くを人や犬などが通りかかると、吸血するために飛び移る、目視できるほどの大きさのダニです。

4月から10月の比較的暖かい時期に活動していて、草や木が生えている場所にはマダニがいると考えてよいです。

 

まず、マダニに刺された場合、どうしていいかわからず焦り、自分で無理やりマダニを取り除くことはしてはいけません。

自分で無理やりマダニを引っ張って除去してしまうと、マダニの頭部や口の部分が皮膚に残ってしまい、感染症の原因となる場合があります。

少し気持ち悪いかもしれませんが、マダニに刺された状態を保持したまま、早めに皮膚科を受診し、除去してもらうことが必要です。

自分で取り除く人もいるらしいですが、病院で見てもらうのが安心です。

 

また、マダニはワセリンやハンドクリームといったものを、マダニに刺されている部分を覆い隠すようにたっぷりぬってやると、30分ほどで窒息死します。

マダニに刺された場合は、焦らずにワセリンやハンドクリームといったものを、刺されている部分にたっぷり塗って覆い、

その上から、大きめの絆創膏などを貼り、早めに皮膚科を受診する

ことが理想の対処法だと思います。

 

僕はマダニに刺されましたが、この方法で対処しました。皮膚科の先生にも、この対処法で大丈夫だと言われたので、マダニに刺されても焦らず、適切な対処をすれば全然大丈夫です。

 

僕の体験談

ここから先は、僕がマダニに刺された体験談です。そんなの興味ねえよと思われること必至ですが、まあ語らせてください。

 

僕がマダニに刺されていることが発覚したのは、運の悪いことに病院が通常空いていない、夜でした。

いつも通りの1日を終え、お風呂から上がって髪を乾かしているときに、ふと太ももに目をやると、なにやら小さな虫が、引っ付いているではないですか。

 

よくよく見てみると、いつぞやのニュースで見たことのあるマダニ。

一時期、マダニに刺されたことで感染する、重症熱性血小板減少症候群=SFTSという感染症で、死者が出ているというニュースが報道されていました。

正直、マダニというものにそれくらいの知識しか持っていなかった僕は、

「あ、やばいコレ、オレシヌノカナ……

というのが、普通に頭をよぎりました。

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泣きそうになりながらも、マダニに刺された時の対処法をネットで検索してみると、病院の先生にも言われましたが、

適切な対処をして取り除いてやれば、マダニが媒介する感染症に感染する確率は、宝くじの一等に当選するくらいの確率だということがわかりました。

とりあえず、死ぬことはほぼないだろうということもわかり、花粉症対策で鼻の周りに塗りたくっていたワセリンが運よく家にあったので、

ワセリンをダニにも塗りたくり、絆創膏で覆って、ダニとともに一夜を明かしました。

 

翌日、朝いちばんで皮膚科を受診し、あれよあれよといううちにマダニを除去してもらいました。

横になってからの施術だったので、僕ははっきりと確認していないんですが、少量の麻酔を患部に注入し、マダニが刺している部分の皮膚を少しえぐり取られたみたいです。

文章にすると、ちょっとグロテスクな感じもしますが、ほとんど痛みはなかったです。

 

皮膚科の先生によると、春を過ぎてからマダニに刺されての皮膚科の受診はけっこうあって、なんでも農家の方で常連さんがいたりするとのこと。

感染症に感染する確率はかなり低いらしいんですが、もし感染した時のための検体保存だと言って、僕が刺されたマダニは2週間ほど病院で保存されることになったみたいです。

その後は、患部に塗る薬を出されて、晴れて体にマダニを飼っている状態から解放されました。

あと、薬剤師のお姉さんがすごく美人でした。笑

 

正直、刺されたときはめちゃくちゃ焦りましたが、今となってはあれはなんだったんだという感じです。

でも、死ぬ可能性も少なからずあったわけで、とりあえず

「生きててよかった!!!」です。

運悪くマダニに刺されてしまった人、適切な対処をしてどうか感染症のリスクを最大限に減らしてください。

 

マダニに対する知識武装

必要以上に焦らないためには、やはりマダニに対する知識をちょっとでも持っておく必要があると思います。

ここで、大雑把ではありますが、重要そうなことをまとめてみます。

 

まず、ポイントは部屋にいるダニと、屋外にいるダニは違うということ。目視できる大型の吸血性のダニが、マダニといわれるものです。

4月から10月の比較的暖かい時期、草むらなどにひそんでいて、人や動物などが通りかかると、飛び移り吸着して吸血しようとします。

マダニに刺されないような対策をするというのが、そもそも刺されないためには重要です。

基本的にキャンプやハイキングをするなどは、山や草むらに近づくときは、長袖・長ズボンで体を覆う、

帰宅してからは、マダニが服などに付着していないか確認する、早めに入浴することなどが、マダニ対策となります。

 

マダニに刺されてしまった場合、次のような感染症に感染してしまう恐れがあります。

  • 重症熱性血小板減少症候群=SFTS
  • 日本紅斑熱
  • ライム病
  • ダニ媒介性脳炎

なかでも、重症熱性血小板減少症候群=SFTSは2013年ごろから感染の報告が次々に報告されたため、ニュースでも報道されていました。

この感染症は致死率が10%以上もあり、感染してしまうと大変なことになる可能性のある感染症です。

 

しかし、マダニに刺されたからと言って必ずしも感染症に感染してしまうのかというとそうではありません。

感染症になる可能性があるのは、刺されたマダニがウイルスを保持しているときです。

僕は皮膚科の先生には「SFTSに感染するのは、宝くじの一等に当選するくらいの確率だ」と言われました。

 

だからといって、刺されてしまった場合はきちんとした対処をする必要があります。マダニに刺されてしまった時の対処は、以下の対処が理想のようです。

吸血されたときの対処

マダニ科は口器を皮膚に刺し込んだ際にセメント様物質を唾液腺から放出する。このセメント様物質は半日程度で硬化するため、これ以降1 - 2週間程度は体から離れない。

そこで無理にマダニを引き抜こうとすると、消化管内容の逆流により感染リスクの上昇を招いたり、体内にマダニの頭部が残ってしまう可能性が高い。1~2週を経過した後は、セメント溶解物質を唾液から出し、これによって皮膚から離れる。


感染症罹患の恐れがあるため、マダニ咬症の場合は医療機関を受診すべきである。

切開してマダニを除去するのが一番確実であるが、ダニ摘除専用の機器も存在している。

民間療法では、マダニにワセリン、アルコール、酢や殺虫剤をつけたり、火を近づけたりするとマダニが嫌がって勝手に抜けることがあり、それが成功した例も報告されているが、無理に自己摘除しようとするとダニ媒介感染症の感染リスクが上昇するので推奨されない。

引用:マダニ - Wikipedia

 

まとめ

僕は運悪くマダニに刺されてしまいましたが、なんにせよ、なにごともなく生きててよかったです。

マダニ被害が増えないことを祈るばかりですね。

マダニに刺されてしまった人は、焦らずに適切な対処を行ってください。

それでは、どうもありがとうございました。