ユニクロが週末限定価格をやめた原因はコレだ!自分なりに探ってみた。
ここ最近ユニクロの週末限定価格がなくなっている気がします。
簡単に言うと、週末限定価格とは毎週金曜日から月曜日にかけて、定価から値下げが行われる週末セールみたいなものです。
なんだか毎週のささやかな楽しみがなくなって少しさびしいのですが、ユニクロが週末限定価格を行わなくなった原因について、自分なりに探ってみたいと思います。
<目次>
値引きではなく、最初から低価格で?
まず、このニュース記事を読んでみてください。太字だけでもいいです。
個人消費不振
ユニクロも低価格へ回帰
昨年10~12月期の実質GDP(国内総生産)が前期比1.4%減(年率・速報値)と、2四半期ぶりにマイナス成長に転落した。主因はGDPの約6割を占める個人消費の落ち込み。その理由を、石原伸晃経済再生相は「記録的な暖冬により冬物衣料品などが大きく落ち込んだ」とするが、メガバンク幹部は景気の先行きに懸念を強めている。
「個人消費の体温計とも言えるアパレル業界は、いまや要注意の取引先です」
信用情報機関の東京商工リサーチの調査によれば、昨年のアパレル販売業の倒産は2年連続で前年を上回った。
“アパレル不振”の象徴が、ユニクロを展開するファーストリテイリング(FR)だ。昨年8月に6万円を超えていた株価は、半値の3万円近くまで下落。直近の昨年9~11月期決算は、純利益が3割減(前年同期比)の480億円まで縮小した。
業界大手のワールドも2期連続の最終赤字に転落し、「複数の主力ブランドの売却に動いており、しまむらへの売却話が取り沙汰されている」(同前)ほか、昨年6月にバーバリーとのライセンス契約が終了した三陽商会は16年12月期に20億円の営業赤字が見込まれ、オンワードも大幅な減益を余儀なくされている。ユニクロ関係者が語る。
「ユニクロでは、値段が高く、利幅の大きい冬物を売る11、12月が、前年比で1割前後の売上減だった。主因は暖冬より値上げでしょう。ユニクロは、2年連続で値上げしたが、客離れを起こしてしまった。その証拠に、1月に半額セールを行ったところ、客が押し寄せ飛ぶように売れた」
昨年4月に、値上げの影響について「ないと思う」と語っていた柳井正FR社長も方針転換を検討しているという。
「最近、『プライスリーダーシップを取り戻す』と社内で発言するようになった。値引きではなく、最初から低価格で売っていくようです。実際、店舗では上代(じょうだい)(定価)を値下げした春夏物商品も少なくない」(前出・ユニクロ関係者)
個人消費の弱さを前出のメガバンク幹部はこう分析する。
「賃金が上がらず、将来不安から個人消費は弱い。だから、日銀が金融緩和しても、思い通りに物価は上がらない」
マイナスなのは、金利だけではなさそうだ。
ここ最近の価格表示
つい先日までは、新聞にチラシすら入っていないということを嘆いていましたが、ここ最近は毎週金曜日の朝刊にて、チラシが入っていることを確認しています。
しかし、以前までの週末限定価格や、日替わり限定価格といった文言は見当たらなくなりました。
その代わりに目にするようになったのが、新価格という表示。
これは上記の記事でも言及されているように、上代から値下げした価格を指しているものだと思われます。
以前も、例えば冬物のダウンなどは時期が過ぎると、いわゆる値下げ商品というカテゴリーに入って値下げされていました。
しかし、実際には値下げされているにもかかわらず、使われている新価格という表示。
上記記事の信ぴょう性はともかく、これからは値下げのユニクロ、週末セールのユニクロ、というイメージを払しょくしていくという意思の表れなんでしょうか。
低価格ならGU
確かにユニクロは安いです。でも、低価格路線は姉妹ブランドであるGUに譲ったような印象が強いです。
以前まではGUのアイテムは安かろう悪かろうといったものが多いような気がしていましたが、ここ最近はコスパの高いアイテムが増えてきている印象です。
ユニクロにお目当ての商品がある方は、おそらくGUにも同じような商品があると思うので、比較してみると良いと思います。
僕はインナーや靴下、下着類などの消耗品はよくGUでまとめ買いしています。
オンラインストアは初めて利用する人は送料が無料になります。通常税抜5000円以上の注文で無料なのでお得です。
GUのオンラインストアはこちらから。
総括
僕は個人的に、ユニクロの客層からすると、やはり値下げというキーワードに敏感だと思うので、この戦略は良いものなのかと、少し疑問に思います。
まあ、個人的にも、ただ値下げしてほしいってのもあるんですけどね(笑)。
あの頃のユニクロよ、カムバッック。
あり得ない低価格商品がずらりと並ぶユニクロ。当然、労働者の方々の問題というのもあるでしょうし、僕らもいち消費者として、フェアな環境で生み出された商品にも目を向け、より倫理的な消費が求められるようになってくるかもしれません。
なんにせよ、ファストファッションとも上手に付き合って、オシャレを楽しんでいきたいものです。
それでは、どうもありがとうございました。